パティロケの運営から学ぶ「アイドルマーケティング」

最近、Party Rockets GT(以降パティロケ)の運営が覚醒してる。

 

まず、パティロケはどんなグループかって簡単に言うと「ロックな楽曲で盛り上がる系」アイドルです。

 

実は結構人数の変更を経て今の形に落ち着いたグループで決して平坦な道を歩んできたとは言えないグループです。

(アイストのスパガに、パティロケのセンターが引き抜かれたりしてます。)

まぁ、この辺の経緯詳しく語ったらすごい文字数になるんで気になる人は調べてみてくださいね。

 

僕はこの当時を知らないんで詳しくは語りませんが、デビュー直後頃はかなり強いバックボーンがあって、有名アーティストから楽曲提供を受けたりもしてるグループです。

 

しかしながら、正直に言うとあまり大きく結果を残してるイメージは無いグループ。

去年くらいまではアープニングアクトとかで出てるのが多いイメージだったなぁ。

 

しかしながら最近のパティロケは決してそんなことない。小学校の時の同級生もHIMEKA推しになってたし。

 

アイドル運営のビジネスモデルとしてのパティロケを見てみよう。

 

 

 

まず、運営会社について学ぼう。

公式サイトに載ってた「運営会社」欄をタッチしてみた結果飛んだのはこのサイト

ニュース – WEB開発ならiXIT株式会社(イグジット株式会社)

正直僕は知らなかったんで何にも言えないですが、色んなタイプの事業を展開してるタイプの会社でした。

 この会社、あの「澤田ホールディングス」の子会社にあたります。へぇーって感じ。流石しっかりしてる。

 正直この辺の話興味ないでしょ皆。

僕も無いんでパスで。別に言うこともないし。

 

 

1.「ファン」への手助け

パティロケ運営は特に他のアイドルグループに比べてファンへのコンテンツなどが多いように感じます。流石にド地上には敵わないですけど。

具体的には、リリイベなどライブの映像を配信したりしてることが挙げられます。

ちなみにShowroomとか生メールとか、色んなアイドルがやってることもしっかりしてます。

 

これは僕の持論ですが、アイドル業において一番大切にしなければならないファン層は「にわかファン」だと思ってます。

特に地下アイドルにおいては、名が売れることが何よりですよね。その為には間違いなく「にわかファン」の取り込みは必要です。

 

 「大型フェスのライブで初めて見たけど良いじゃん!」

「こないだの推しアイドルとの対バンイベントに出てたけど気になるなぁ」

これはヲタクだったら皆経験あるでしょう。

しかし、調べたときにTwitterくらいしか知るすべが無くてそのまま忘れてしまうなんていうのもあるあるです。

(また、Twitterの自撮り観たときに「ん?(可愛く無…)」ってなったりすることもありますが、自撮り担当のHIMEKAもいますしね


また、最近は撮影可能公演など開いており、SNSでの新規開拓にもぬかりない。

 

僕はいつも言いますが、地下アイドルの現場は新規やにわかに厳しすぎるんですよね。

それが現場がフレンドリーでないとかそういう問題とは違う、何かとっつき辛い部分ってのがあるんですよ。

単純にレギュレーションが分かりにくかったり、スタッフとヲタクが仲良くしすぎてたりするところですよね。スタッフの女を狙ってるヲタクばっかだもん。神宿とか()

 

でもそれらの心配は無いんです!

これはかなり人気拡張には大きいと思います!

 

 

スタッフと言えば、こんなこともあったそうです。迷走中ゆうき on Twitter: "パティロケブースにて、ポカリと思いきや麦茶出てきて、飲んだらコーラという神がかった運営さんに感謝😭 #パティロケ https://t.co/66C4jbAY5O"

 

これ素晴らしいですよね。暑い中こんな気配りができる運営、僕の知ってる限りにはいないですな。

 

既存ファンへのコンテンツも先程言った通り、たっぷりあります。

パティロケ運営、凄いなぁ。

 

2.メンバーへの手助け

これはね、本当にできているグループが少ないと思ってます。

 

アイドルという職業にはいくつか特異性があります。1つ挙げるならば「イムリミットが半ば決まっているところ」があります。

 

よってプロデュース側は「逆算」をしてプロデュースを行う必要があるんですね。

しかしながら、多くの運営はこの事を出来ていない訳です。費用的なものも大きいと思いますが。

 

アイドルプロデュースって、チェキとか法外な値段だし儲かると思っている人多いかと思いますが、小中規模のグループはなかなか儲かるものではないです。むしろ…って感じです。この辺の話はまた今度。

 

パティロケは先程言った通り運営がしっかりしていてその辺は全く問題がなさそうですね。

 

話は戻りますが、具体的には「HARUKA(吉木悠佳)」のソロ活動が挙げられます。

 

「グループ在籍中に結果を残してあげることが出来なかったとしても、卒業後にやっていけるだけの手助け」

もしくは

「ソロ活動での行為がグループに良い影響を及ぼす」 

 

色んな考えがあると思いますが、これは良いこと尽くしですよね。

しかしながら費用的な面や、メンバー間での待遇の格差についてはマイナスな面が残ります。

まぁ前者に関しては口出しすることではないですし、後者もこれから観ていけばいいかなと思ってます。メンバーの個性もかなり強いグループなので、その辺は活かしていきたいですよね。

 

3.その他

まぁ、この辺はわざわざ言うようなことでもないですが。と前置きしておきます。

 

アイドルグループでのファン参加型ランク付けとか割と流行っているなかで、色んなアイドルグループは「一位になったら~~」というようにファンを煽っているのに対し、それ以外の順位になったら何もないものばかりでした。

 

しかしながら、パティロケは結果を残せなくても「ファンへの感謝を表明する」というスタンスで、これも良いなぁって。

 

まぁ、随所によさが溢れていますよね()

 

 

まとめ

ビジネスモデルとしてのパティロケはいかがでしたか?

特に僕が言いたいのは「アイドルプロデュースは逆算して行うべきだ」ということです。

やはり、分かりやすい目標はメンバーにもファンにも目安となりますしね。

オリコンヒットチャートに載るっていう評価軸は、残念ながら少しすると無くなりそうですが(集計方法の変化に伴い)また新たな評価軸を見付けていくのが大切ですね。Twitterのフォロワーでも良いですし。なんでもいいですが。

 

ここ2.3年、参入障壁の低さや若者の自己承認欲求の高まりから、アイドル業界全体としてのファンの増加という実態を伴わず膨らみ続けてきた「アイドル業界」。

 

いつ弾けてもおかしくない、そんな「アイドル業界」で仕事を行うなら、明確な目標を持った逆算が絶対に必要ですよね。

 

 

おしまい